東京大学の松村秀一先生の最終講義を受けました

2月 28, 2023

 2月20日、建築生産や建築構法がご専門である東京大学の松村秀一先生の最終講義を受けました。当初は対面で拝聴する予定でしたが、午前中のクライアントとの打ち合わせが長引いてしまい、開始時間の14時に東大に行くことができなくなってしまったため、急遽、カフェでオンラインで講義を受けました(池尻先生、江口先生ありがとうございました)。対面で講義を受けることはできずに残念でしたが、それでも拝聴できてよかったです。

 とても興味深く、これからの日本の建築産業界にとって極めて重要な内容にも関わらず、笑いを交えた先生の独特な話し方に引き込まれてしまいました。2時間では到底もったいなく、1コマ14回に分けて拝聴したいと思いました。私も松村先生のような楽しい講義をしていかなければならないと、深く思いました。zoomの画面でこれだけ多くの拍手やハートマークが流れている画像を初めて拝見しました。

 講義後、私には縁のない荘厳な学士会館で行われた退官記念祝賀会に参加したのですが、錚々たる先生方ばかりで圧倒され、麻雀でいう上家には行くことができませんでしたが、それでも、多くのお世話になっている先生方とお話しをさせていただきました。特に、恩師である青木茂先生と角田誠先生には、温かい言葉をかけていただきました。また、初めてお会いする方々ともたくさんのお話しをさせていただいたのですが、コロナ以降、大きな会が対面で行われることがあまりなかったため、あっという間でしたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

 祝賀会終了後、少しの時間でしたが松村先生に直接ご挨拶をさせていただき、記念の著書をいただきました。ご無理を言って、サインをいただきました。帰宅後、冒頭と図版を少しだけ拝読させていただきましたが、埒外な話しやこれからのオープンなものづくりの生産の話しなど、最終講義の内容が詰まっているように感じました。じっくりと拝読させていただきます。

 松村先生には建築再生学や建築生産などを共著者としてお声掛けいただいたり、また、建築再生に関連する共同研究者としてお声をかけていただいたりと、関わらせていただく機会も多く、感謝の気持ちでいっぱいです。先生は東大を退官された後も、研究と教育に力を入れていかれるとのことでした。36年と4ヶ月の東大でのお勤めとご退官、心からお祝い申し上げます。

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