時をまとう建築を創造する

Management philosophy 経営理念

過去の歴史と文化を大切にしながら,

未来をみすえてそれらを継承することを,

現在において取り組む.

Vision 建築の再生を設計するためのビジョン2・3・4・5

建築の再生を設計するための未来像は,2つの方向性に向かいながら,3つの提案により進められ,4つの建築再生が,5つのキーワードに沿って描かれる.

老朽化した既存建物を新築同等以上に蘇らせる長寿命建築を創造

建築再生や大規模改修を見据えた,維持管理の容易な新築建物を創造

建物所有者のもつ漠然とした不安を改善するための調査をおこない,解決手法を提案

既存建物に対して,耐震改修や建築再生を施すことにより,建物の長寿命化の解決手法を提案

既存建物の耐震性と遵法性を確保した上で,維持管理の容易な計画的・金融的に有効な建物を提案

耐震性の低下した建物の再生

遵法性の確保のための再生

現代のライフスタイルに合った建物の再生

文化財建物の再生

建築再生

耐震改修

検査済証再取得

長寿命建築

環境配慮

Architect 建築家

奥村誠一 Seiichi OKUMURA

文化学園大学 准教授

文化学園大学大学院 准教授

アーキインタイム 共同主宰

武蔵野美術大学大学院 非常勤講師

東京工芸大学大学院 非常勤講師

国土交通大学校 非常勤講師

 

Birth生年月日

1976.1.27福岡県生まれ (昭和51年)

 

Degree学位

2016 博士(建築学)  東京都立大学(旧首都大学東京) 都市環境博第175号(甲第593号)

 

Academic background 学歴

1998 福岡大学 工学部 建築学科 卒業(牛島震吉意匠研究室)

2000 近畿大学大学院 工業技術研究科(現システム工学研究科) 建築学専攻 博士前期課程 修了(小川晋一建築意匠研究室)

2016 東京都立大学大学院(旧首都大学東京) 都市環境科学研究科 都市環境科学専攻 建築学域 博士後期課程 修了(角田誠建築生産研究室)

2016 東京都立大学大学院(旧首都大学東京)にて博士号取得

 

License資格

2009 一級建築士 第333748号(平成21年2月)

2009 CASBEE建築評価委員 第03147-20号(令和2年3月)

2011 被災建築物応急危険度判定士 第11-1-17523号(平成23年5月)

2012 管理建築士 第003200-120229D032号(平成24年2月)

2017 鉄筋コンクリート造耐震診断資格者 第RC3376号(平成29年7月)

2017 鉄筋コンクリート造耐震改修技術者 第17-101-108号(平成29年7月)

2017 鉄骨鉄筋コンクリート造耐震診断資格者 第SRC1843号(平成29年7月)

2017 鉄骨鉄筋コンクリート造耐震改修技術者 第17-301-067号(平成29年7月)

 

Prize受賞

1997 公営住宅研究会 公営住宅の新たなパラダイムコンペ 佳作

1998 熊本アートポリス 鹿北町アートプロジェクト・コンペティション 優秀賞

2020 大東市庁舎整備検討に係る技術的支援業務 公募型プロポーザル 特定

Profileプロフィール

Work experience職歴

2000 株式会社青木茂建築工房 入社

2014 株式会社青木茂建築工房 取締役 東京事務所所長 就任

2020 株式会社青木茂建築工房 退社

2020 奥村誠一建築再生設計事務所 設立

2023 アーキインタイム 設立 共同主宰

 

 Teaching experience教職歴

2011 椙山女学園大学 生活科学部 生活環境デザイン学科 ゼミ指導(村上心研究室・卒業設計/修士設計)

2012 チュラロンコン大学 建築学科 講演(タイ)

2013 近畿大学 工学部 建築学科 設計課題講評会 講師

2014 東京都立大学大学院(旧首都大学東京)  都市環境科学研究科 都市研究科学専攻 建築学域 プロジェクト演習Ⅰ  講師

2015 大連理工大学 建築芸術学院 講演(中華人民共和国)

2018 愛知淑徳大学 創造表現学部 創造表現学科 インテリアデザイン専攻 講演会講師

2019 東京都立大学大学院(旧首都大学東京)  都市環境科学研究科 都市環境科学専攻 建築学域 プロジェクト演習Ⅰ 非常勤講師

2020 東京大学 工学部 建築学科 建築生産マネジメント 特別講義 講師

2020 明海大学 不動産学部 不動産学科 不動産学研究 特別講義 講師

2020 近畿大学 工学部 建築学科 特別講義 A・設計課題講評会 講師

2020 武蔵野美術大学大学院 造形研究科 デザイン専攻 建築コース 建築構法特論 特別講義 講師

2020 千葉工業大学 創造工学部 建築学科 建築計画1 特別講義講師

2020 千葉工業大学 創造工学部 建築学科 ゼミ指導(田島則行設計意匠系研究室・卒業設計/修士設計)

2021 東京都立大学 オープンユニバーシティ 生涯学習講座2041G003 講師

2021~ 武蔵野美術大学 造形学部 建築学科 建築構法 非常勤講師

2021~ 武蔵野美術大学大学院 造形研究科 デザイン専攻 建築コース 建築構法特論 非常勤講師

2021 東京工芸大学 工学部 建築学系 建築コース 建築生産Ⅱ 非常勤講師

2021 東京工芸大学 工学部 建築学系 建築コース ゼミ指導(森田芳朗構法計画研究室・卒業論文)

2021 福岡大学 工学部 建築学科 建築キャリアデザイン 特別講義講師

2021~ 国土交通大学校 計画管理部 建築科 建築計画 特別講義講師

2022 東京工芸大学大学院 工学研究科 建築学専攻 木構造特論 非常勤講師

2022 東京都立大学 都市環境学部 建築学科 建築デザイン1 非常勤講師

2022~ 文化学園大学 造形学部 建築・インテリア学科 准教授

2022~ 文化学園大学 生活環境学研究科 生活環境学専攻 准教授

2023~ 東京工芸大学大学院 工学研究科 建築学専攻 木構法特論 非常勤講師

 

Committee.Social activities委員会.社会活動

2011 日本建築学会 東海支部静岡支所 講演

2011~ 日本建築学会 正会員

2011 日本建築学会 建築計画委員会 各部構法小委員会

2016~ 東京建築士会 正会員

2016 日本建築学会 建築計画委員会構法計画運営委員会 博士論文講演

2018~ 日本建築学会 建築計画委員会 各部構法計画小委員会

2019 日本建築学会 建築計画委員会 各部構法計画小委員会 構法の情報化WG委員

2020~2022 日本建築学会 建築計画委員会 各部構法計画小委員会 構法アトラス研究WG委員

2020~ 不動産リテラシー研究会

2021~2022 情報共有ネットワーク

2021 伊達市 旧小手小学校リノベーション工事設計業務 簡易公募型設計競技 コンペ審査員

2021 伊達市 旧小手小学校リノベーション工事 設計アドバイザー

2021~ 解体から始まる循環型建築学研究会

2021~ 入谷の記憶を未来に繋ぐ会

2023 日本建築学会 特別調査委員会 解体から始まる循環型建築学研究会 委員

2023 日本建築学会 建築社会システム委員会 マンションマネジメント小委員会 委員

Four architectural regeneration 4つの建築再生

2つの方向性に基づき,3つの提案を受けて創造される4つの建築再生がある.

耐震性の低下した建物の再生・遵法性の確保のための再生・現代のライフスタイルに合った建物の再生・文化財建物の再生

Multiple Solution methods 解決手法

総合的な建築再生が進まないのは,再生手法が確立されていないことに起因しており,特に,法解釈,規制や制限,再生における問題点とその解決手法が明確ではないことがあげられる.具体的には,既存建築物の再生を行う場合,建物を使いながら工事を行うための計画や,増築のように既存建物に対して付加した上で取りあいを調整する計画など,新築とは異なった設計プロセスを経る場合が多く,これらは再生設計にしかない手法である.既存建物を再生させることは,単にその建物を再生させる事だけではなく,新たな都市空間の形成に資する事にもつながり,社会の構築において意味を持つと考えることができる.

私は実務家として既存建物を再生させる設計を行ってきた.建築再生計画は,従来のリフォームや大規模修繕にとどまらない,建物一棟の全てを総合的に改修する計画である.この経験から,耐震改修計画における既存建物の総合的な性能向上を図る為の設計プロセスを実践的研究から整理し,再生手法の可能性と今後の課題について研究をおこなっている.この研究は,実践としての建築再生の設計にフィードバックされる.

調査(前提条件の整理と再生可能性の検討)

既存図面と建物調査の分析から分かる設計を進める上での前提条件の整理をおこなう.さらに,前提条件を踏まえた既存建物の再生可能性における検討事項について法規的な検討・構造的な検討・計画的な検討の3項目に分類し,それぞれの項目において再生が不可能ではない,すなわち,3項目全てにおいて再生可能性があることを建物所有者が判断できる検討をおこなう.

建築再生

建築再生とは,既存建物の構造躯体を活用し,必要に応じて増築や用途変更などにより,用途・目的において新しい建物として再整備する手法である.大規模の模様替え,増築,用途変更,修繕,保存等を行なう計画である.既存建物の再利用をおこなうことで,新築にはない魅力を可視化させ,土地や建物の価値を最大限に引き出すことで,環境循環型社会に求められる建築の安全と安心をふまえた,豊かな空間を創造する.

耐震改修

地震国である日本において,補強工事によって建物の耐震性能を確保することは必要不可欠である.耐震改修とは,建築物の耐震改修の促進に関する法律において,地震に対する安全性の向上を目的として,増築,改築,修繕,模様替若しくは一部の除却又は敷地の整備をすることと定義されている.耐震補強は,単に耐震性能を向上させるだけではなく,建物の用途や目的に応じて適切に施す必要があり,平面計画上も機能を損なうことなく,意匠的にも影響のない,建物の価値が低下しない計画とする必要がある.

検査済証の再取得(遵法性の確保)

現行法に適合させることは,既存建物の価値を維持するためにも重要である.中古建物の流通市場においては,建物の遵法性の確保やその法適合関係の書類の有無によって建物価格が変動する.その事を建物所有者が知らずに違法物件の取引を行った場合にリスクを伴う場合がある.建物所有者は多くのリスクを抱えており,リスクをいかに減らすことができるかは建物所有者の重要な課題となる.既存建物の市場価値の向上を行うためには,検査済証の再取得がもっとも重要な事項であるといえる.既存建物を再利用する上で,遵法性を確保することは,建物所有者,建物利用者,建築関係者など全ての関係する人に対して,安心を与えることになる.

長寿命建築

既存建物を再生する上での問題点として,耐用年数が短い建物に対する融資の確保が難しいことがあげられる.築年数の経過した建築物の再生に融資をつけるためのプロセスを確立する必要がある.税法上の耐用年数は法律で決まっており,この年数をもとに税が決定しているが,この数字は建物があと何年持つ年数であると認識されている.しかし,実際には税法上の耐用年数を経過すると直ちに建物が崩壊することはない.すなわち,税法上の耐用年数と物理的な耐用年数とは異なる.建物所有者は,再生する建物があと何年もつのかという疑問に直面するが,物理的な耐用年数を提示することで,建物所有者は事業収支の枠組みを作ることができると考える.

環境配慮

持続可能な社会の構築するためには、既に存在する建築物を使い続けることこそが,資源循環型社会に求められると考えられ,持続可能な開発目標であるSDGsの2030年までに解決すべき社会課題の一つと考える.すなわち,新たに建物を建設し,量的な充実を図る時代から,質的な充実を図る時代に移行していると言える.高度経済成長期に建設された日本の既存建物は,現在,一斉に老朽化し,更新時期を迎えているが,既存ストックは,各種の要因によって改修されずに蓄積されている.この解決策としてスクラップ・アンド・ビルドが繰り返されてきたが,今後は天然資源の消費を抑制するために,循環型社会を形成していくことが求められている.

Past achievement number including previous jobs これまでの実績

師である青木茂にリファイニング建築を通じて学んだ大切な経験と実績

 
実務経験年数
 
建築再生の設計実績
 
新築の設計実績

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