5月, 2021

 
5月 24, 2021

東京工芸大学での建築生産Ⅱ(建築再生学)の講義をおこなっていましたが、対面授業からハイブリッド講義に変更され、最終的に、オンライン講義となってしまいました。

 今年度より、東京工芸大学において建築生産Ⅱという講義を担当し、授業をおこなっています。全授業の内容が耐震改修をともなう建築再生に関する建築再生学を教えています。昨年度はコロナの影響から、オンライン授業であったと聞いていましたが、日本では昨年度の後半の第3波以降から感染拡大が抑えられていることから、今年度は対面授業の形式が採用され、感染対策を講じつつも、学生さんを前に講義を行っていました。昨年度の6つの大学での特別講義は、全てオンラインでしたので、今年度の対面授業を嬉しく感じていました。  4月に入り、新型コロナウイルス感染症が収束しないまま、4月25日には緊急事態宣言が再度、発出されてしまいました。5月7日、感染防止の観点から、大学の方針はオンラインと、対面でのオフラインを同時におこなうハイブリッド授業となり、奇数と偶数の出席番号ごとに2つにクラスを分けて教室に入室し学生数を半減するなどして、感染防止対策をとってきました。ハイブリッド講義とはいえ、対面での受講生がいますので、講義に関する直接の反応があったり、また、講義前後の雑談などがありました。  しかし、第4波の感染者数が収束する見通しが立たないこと、突然の感染爆発に備える必要があり、学生さんの安心・安全を第一に考え、5月19日、ハイブリッド授業としていた授業がオンライン授業となってしまいました。これで、武蔵野美術大学と合わせて、本年度、2校ともオンライン授業となってしまいました。現在、演習だけでも、対面・ハイブリッド講義ができないかと、調整を図っているところです。講義内容や学生さんの建築再生に対する反応については、別の機会に投稿できればと思いますが、とても、楽しいです!  添付の2枚の写真は、今年度の講義開始当初4月22日の学内の様子(前)と、先週のオンライン講義が決定した以降のハイブリッド講義の日5月20日の学内の様子(後)の、ほぼ、同時刻の様子です。明らかに、学生さんの人数が減っています。涙。先週、私のクライアントからお聞きした話では、アメリカやオーストラリアは、日常を取り戻しつつあるとのことです。早く、日本も落ち着きを取り戻すことを願います。 4月22日 対面講義時の学内の様子 5月20日 オンライン講義が決定した以降の学内の様子