2月20日、建築生産や建築構法がご専門である東京大学の松村秀一先生の最終講義を受けました。当初は対面で拝聴する予定でしたが、午前中のクライアントとの打ち合わせが長引いてしまい、開始時間の14時に東大に行くことができなくなってしまったため、急遽、カフェでオンラインで講義を受けました(池尻先生、江口先生ありがとうございました)。対面で講義を受けることはできずに残念でしたが、それでも拝聴できてよかったです。 とても興味深く、これからの日本の建築産業界にとって極めて重要な内容にも関わらず、笑いを交えた先生の独特な話し方に引き込まれてしまいました。2時間では到底もったいなく、1コマ14回に分けて拝聴したいと思いました。私も松村先生のような楽しい講義をしていかなければならないと、深く思いました。zoomの画面でこれだけ多くの拍手やハートマークが流れている画像を初めて拝見しました。 講義後、私には縁のない荘厳な学士会館で行われた退官記念祝賀会に参加したのですが、錚々たる先生方ばかりで圧倒され、麻雀でいう上家には行くことができませんでしたが、それでも、多くのお世話になっている先生方とお話しをさせていただきました。特に、恩師である青木茂先生と角田誠先生には、温かい言葉をかけていただきました。また、初めてお会いする方々ともたくさんのお話しをさせていただいたのですが、コロナ以降、大きな会が対面で行われることがあまりなかったため、あっという間でしたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。 祝賀会終了後、少しの時間でしたが松村先生に直接ご挨拶をさせていただき、記念の著書をいただきました。ご無理を言って、サインをいただきました。帰宅後、冒頭と図版を少しだけ拝読させていただきましたが、埒外な話しやこれからのオープンなものづくりの生産の話しなど、最終講義の内容が詰まっているように感じました。じっくりと拝読させていただきます。 松村先生には建築再生学や建築生産などを共著者としてお声掛けいただいたり、また、建築再生に関連する共同研究者としてお声をかけていただいたりと、関わらせていただく機会も多く、感謝の気持ちでいっぱいです。先生は東大を退官された後も、研究と教育に力を入れていかれるとのことでした。36年と4ヶ月の東大でのお勤めとご退官、心からお祝い申し上げます。
2月9日からの3日間、私が所属する文化学園大学造形学部では、本日から2月11日までの3日間、第53回卒業研究展を開催いたします。4年生が1年間の長期にわたって進めてきました力作の卒業研究の成果を展示しています。 新宿駅南口から、徒歩7分の本学20階(と18階)で開催しております。お近くに来られた際は、ぜひ、お立ち寄りいただけますと幸いです。アクセスは以下のとおりです。検温と消毒にご協力ください。https://bwu.bunka.ac.jp/access/ 建築・インテリア学科の展示だけではなく、デザイン造形学科のメディア、映像、ジュエリーに関する展示も一緒におこなっております。建築・インテリア学科では、模型の迫力やプレゼンボードの綿密な計画をご覧いただけると思います。 3年ぶりの来場型開催で、事前予約なども必要ありません。また、下級生で組織する卒展実行員会が運営するインスタも、ぜひともご覧くださいませ。やっぱり、オンラインではなく、対面が楽しいですよね。https://instagram.com/bunka_kenin_sotsuten?igshid=YmMyMTA2M2Y= みなさま、どうぞ、よろしくお願いいたします。
2023年1月27日、3年生最後の設計課題の合同プレゼン終了後、奥村ゼミのゼミ生に、サプライズで、私の47歳の誕生日のお祝いをしてもらいました。 この日は、私は担当していない集合住宅の設計課題の合同プレゼンだったのですが、課題担当の先生からゲストクリティークとして呼ばれましたので、講評に参加していました。建築コースの学生の中から16名の代表発表者がこれまでの成果を発表するのですが、代表者として選ばれた16名のうち、何と、6名が奥村ゼミのゼミ生でした。誇らしい。 授業終了後、非常勤講師である妹島事務所出身の大成優子先生方と共にプレゼンについてのお話をしていたのですが、奥村ゼミのリーダーに「ちょっといいですか」といって呼ばれたので、暗い小さな部屋に連れられて行ったところ、ハッピーバースデーの合唱が、、まさかのゼミ生が集まってくれていて、お祝いをしてくれました。心のこもった寄せ書きと、ムルソーのオーガニックワイン(私の好みがよくわかっている!)をいただきました。その後、外で白熱したゼミ会議をおこないました。そこでも、また、サプライズが、、 ゼミ活動開始から、みんなと3331アーツ千代田や熱海のエリアリノベの視察に行ったり、ゲストをお呼びして講義を聞いたり、また、ゼミ活動のメインである設計コンペについて激論したりと、半年程度ですが密度の濃い活動をおこなってきましたが、まさか、このようなイベントを裏で企画してくれていたかと思うと、本当に嬉しく思いました。奥村ゼミのみなさん、心のこもったお祝いをしてくれて本当にありがとう。ゼミのみんなが大好きです。これまでの人生で最も素敵な誕生日のお祝いをしてもらいました。 また、翌日の土曜日は、終日、卒業研究発表会で4年生約120名の真剣な発表を聞き、夜、発表会後は優秀作品と学長賞の選定会議をおこないました。発表は3年生も聴講しなければならないことになっているのですが、日曜日、今までで一番美味しい白ワインを飲みながら、ゼミ生がちゃんと発表会に参加できたかなどを考えながら、激動の週末を終えました。 1年があっという間に過ぎていってしまうのを感じますので、1日1日を大切に丁寧に、楽しく過ごしていきたいと考えています。46歳はとても楽しかったですので、47歳も楽しく過ごしていくことができれば幸いです。たくさんの方々にもお祝いの言葉をいただきましたこと、全てのみなさまに感謝の気持ちです。