台東区にある谷中の歴史あるまちなみをご案内いただきました。
6月11日、國學院大学の椎原晶子先生に、上野と日暮里の中間に位置する台東区の谷中(やなか)にある歴史的建造物群をご案内いただき、江戸時代から今に続く、日本の文化に触れることができました。木造は良いですね、心が落ち着きます。この素晴らしい谷中の良さをみなさんにもお伝えしたく、投稿いたします。
大正5年に建設された、たいおう歴史都市研究会の拠点でもある「カヤバ珈琲」でお話をお聞きした後、国登録有形文化財建造物である「市田邸」をご案内いただきました。寺町から屋敷町に変わっていった上野桜木にある市田邸は、明治40年に建設された後の今も、芸術文化活動の拠点として活用されていました。東京芸術大学の目の前にあるのですが、若い世代の方がこの建物に住みながら維持管理をされており、住んでいる方は幸せだろうなと思いました。(本日、6月21日、緊急事態宣言が解除されました。今のところ敷地内の写真の投稿はngとのことで、まん延防止等重点措置が解除されたら紹介させていただきたいと思いますが、素晴らしい建築です。)
その他にも谷中にあるたくさんの歴史ある建物の一部を視察させていただきました。昭和13年に建てられた「上野桜木あたり」は、三軒家が路地でつながり、ビアホールやパン屋さん、雑貨屋さんとして活用されていました。カヤバ珈琲で食べたたまごサンドのパンは、「あたり2」の建物に出店されている「カヤバベーカリー」のパンとのこと。もちもちしていて、とても美味しくいただきました。雰囲気はさながら、明治時代にタイムスリップしたようでした。
明治3年創業の生花問屋「花重」は、台東区の景観重要建造物として平成30年に指定されているのですが、現在、整備のための調査が進められており、歴史を紐解いている真っ最中でした(調査したい)。歴史的経緯をお聞きしましたが、建物は増築が繰り返されており、整備にはまだまだ時間がかかりそうですが、一度、軸組を解体して復元するとのことで、今から楽しみです。
築100年の銅細工の職人である大沢家の屋号である「銅菊」の古民家を再生して、大丸松坂屋の町家オフィス「未来定番研究所」として活用されていている建物も視察させていただきました。耐震補強を施しながらも、当時の雰囲気を残し、事務所として利用されている様子がとても心地良く感じました。会議室に案内されたのですが、普段の会議は会話が弾み、時間があっという間に経過してしまうそうです。このような建物が人生の多くの時間をすごす仕事場だといいですね。
また、椎原先生と一緒にご案内いただいた東京芸術大学大学院の渡邉尚恵先生にもたくさんのお話を伺いました。ご出身が、私が現在非常勤講師をしている武蔵野美術大学とのことで、ご縁や人の繋がりを感じた1日でした。私はこれまで個別の建築の再生を設計してきましたが、まちづくりは斯くあるべきと思いました。そしてまちづくりは、人のつながりでできるものだとも感じました。伴部長、渡邉先生、そして、椎原晶子先生、多くの建物をご案内いただき、日本の歴史や文化にふれることができました。誠にありがとうございました。今後とも、ご指導のご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。









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