ユネスコは、私奥村の友人である吉川さんたちが持つ、日本の伝統木造建築物を受け継いでいくための技術を、無形文化遺産として登録することを決めました。
吉川さん、おめでとうございます!!私としても、誇らしいです。
前職時代に、港区指定有形文化財「旧協働会館」の保存整備の設計監理の担当をさせていただいたのですが、その文化財建物の木工事を施工していただいた、宮大工集団「吉匠建築工藝」の吉川棟梁から連絡があり、12月17日、日本の伝統木造建築物を受け継いでいくための技術がユネスコの無形文化遺産への登録が決まったとのことでした。このことを、みなさまにもお知らせしたく、NHKに報道されたニュースを投稿いたします。
吉川さんは、ハイテク宮大工の棟梁です。(映像に出ている方は、大棟梁の吉川さんのお父さまです。)現場では、設計図における各部の納まりの疑問点などを、吉川さんが作成したBIMと呼ばれる3Dを用いて指摘を受けたりしました。「反りのある入母屋の軒先が納まっていなんだけど、どうしますか、など」汗。設計者が、大工さんから、CGを用いて、図面の不足点を指摘されるなど、なんともお恥ずかしい話です。
大変な現場でしたが、一緒に現場を乗り切った「戦友」です。今では、いろいろな相談にのっていただくなど、親交が深まりました。1月には、私も所属する日本建築学会の各部構法委員会で、講演をしていただくなどの段取りを進めています。
素晴らしい日本の伝統木造技術が、ユネスコに登録されることで今一度見直され、伝統木造が後世に受け継がれていくことを望みます。
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/92639701.html
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