母校の東京都立大学で、社会人向け連続講座の講師を努めさせていただきます。

12月 18, 2020

東京都立大学には社会人向けのオープンユニバーシティという公開講座があるのですが、その今年度の冬季講座のプログラムの中で、師匠である東京都立大学の角田誠教授にお声がけいただき、一緒に1月18日から2月8日にかけて、連続講座の講師を努めさせていただくことになりました。講座の内容は以下の通りです。
公共施設が、利用者ニーズの変化、建物の老朽化などによって、社会的な機能を満足せずに陳腐化しています。新しい施設を作ろうといっても、そこまでの資金はありません。今までの施設を解体し建て替えるのではなく、その利用方法を変えながら使い続けることは、SDGsの目指すべき方向性と捉え、研究面・実践面から公共施設の利活用の方策を一緒に考えてみましょう。
4回にわたる講義のうち、1,4回目が角田先生の担当で、2,3回目を私奥村が担当させていただきます。
文化財の保存と利活用をおこなった港区立伝統文化交流館や、習志野市でのPFI事業による公共施設再生など、前職において設計・監理を担当させていただいた実例を中心に、これからの公共建築の活用方法などを、実際に実務に携わった者の目線から事業全体の流れや苦労話、また計画の勘所などを講義を通じてお話をさせていただきます。
プログラムの発表のギリギリまで、大学側では講義の方式を検討していましたが、コロナ禍第3派などの現在の社会状況を鑑み、苦渋の決断でオンラインによる開催となりました。お話しをお受けした当初は、冬季講座が開催される頃には対面になるのではとの話しもあり、私はそれを楽しみにしていただけに、これは非常に残念ですが、視聴しやすさはあるのかなとも思っています。
ちなみに、仕事でご一緒させていただきました行政の方からすぐにご連絡があり、庁内の調整ができればご参加いただけるとのことでした。嬉しい限りです。みなさま、どなたさまも参加可能ですので、ぜひともご参加いただけると幸いです。お声がけいただきました角田先生と母校に心より感謝申しあげます。

https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/2041G003/

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