国土交通大学校において、講師として講義をおこわせていただきました。

10月 21, 2021

 2021年10月20日、国土交通省が所管する国土交通大学校において、令和3年度の専門課程で実施される建築計画(企画・設計)という研修の「既存建築物の改修・再生」についての講義をおこなわせていただきました。

 初めて小平市にある国土交通大学校に行きましたが、隣地には、長岡弘樹の小説教場を連想させる警察学校があり、近くには、私が非常勤講師をしている武蔵野美術大学があるなど、小平市は学園都市であると感じました。

 受講者はオンラインで全国から参加されていました。他の講師陣は、本省の課長や専門官もいましたが、東京大学の清家剛先生、早稲田大学の古谷誠章先生、日建設計の山梨知彦さんなど、錚々たるメーンバーの中で、私もその一員として登壇させていただきました。

 少しの時間でしたが、講義の前後で、今回お世話になりました同大学校の原朋久科長と、本省在籍時のお話や、これからの公共施設のあり方を議論しました。全国には、まだまだ、再利用されるべき建物が多くあるとのことで、予算が整理しずらいことや、具体的な計画を進めることが難しいことなどについての意見交換をおこないました。講義後の質疑においても、受講者と活発なディスカッションをおこない、それぞれの方が持たれている課題などについて、お話をさせていただきました。

 最後に、来年度以降についても、講義を依頼したい旨のお話をいただき、原科長にご挨拶をして帰路に着きました。社会状況にもよりますが、来年度は、対面での講義になりそうとのことで、受講者も講義後の個別の意見交換を期待しているところも多いとのことでした。私としても、画面に向かってお話をするよりも、やはり、その方がよいと思っています。

 お声がけいただいた東京都立大学の角田誠先生、国土交通大学校、ならびに、関係者のみなさまに感謝を申し上げます。

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